無理の構造|細谷功

無理の構造は、わかる人にはわかるし、わからない人にはわからない本

「わかる人にはわかるし、わからない人には一生わからない本」

この本は一言で言うと、そういう本です。

実際、そう書いてあります。

では、何がわかるのか?

わからないということがわかるかどうか?

もしくは、わかっているということを客観的にわかるか?

これだけです。

そのため、すでにわかっている人には退屈な内容だし、わからない人にも退屈な内容だと思います。

それでも著者がこの本を書いたのは、おそらく、「わかる」の気づきへの一歩を手助けしたいからでしょう。

つまり、この本の真の対象者は、「わかりかけている人」となります。

私はこの本を読み終わった時、すごい悪巧みを目撃した気分になりました。

著者は、この狭いゾーンを狙って本書を書いている訳で、けど、とても有意義なことで、それは、とても贅沢なことをしているな。と思いました。

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